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のらねこ墨田について



【ごあいさつ】 〜・〜猫たちに恩返しがしたくて〜・〜


気がつけば、私の生活にはいつも猫がいました。
養女として育てられた子供の頃、孤独を癒してくれたのはいつも野良猫たち。
家族に内緒で捨て猫を拾ってきては、自分の食事を残して猫にあげ、家族に知られては
怒られてをくり返した幼少時代でした。


成長してからも常に家には猫がいて、また野良猫を見つけるたびに餌をやっていました。
もう20年前になると思いますが、自宅の近所で野良猫に餌をやっている女性を見つけて、
なんとなく手伝い始めたのが、この活動を始めたきっかけです。飼い主に捨てられた挙句、
凍るような寒い夜、あるいは焼けつくような日差しの下、交通事故や病気で孤独に死んでいく野良猫たち…。
そんな猫たちを毎日目の当たりにし、やがて野良猫たちの保護に真剣に取り組むようになりました。
餌をやり始めた当初は近所からの苦情が絶えず、執拗ないやがらせを受けた時期もありました。
子猫を捨てていく人、餌やり場所に氷をばらまいていく人、猫の死体をわざと置いていく人まで…。





「ただ餌を与えるだけでは、野良猫は増えてしまい、周りが汚れてしまって、地域の理解も得られない」と思った私は、
餌やりの後は必ず掃除をし、野良猫たちが増えないように、不妊・去勢手術も受けさせるようにしました。
また、餌やりに理解を得られるよう区役所にかけあったり、
人と動物が共生できるような社会をめざしての啓蒙活動などもするようになりました。


活動を始めてからは、毎日の餌やり、不妊・去勢手術や病気の猫の治療、野良猫としては暮らしていけない子猫の
里親探しなどで忙殺されました。
また、すべてを自費でまかなわなければならないため、生活も苦しくなり、胃潰瘍で入院するなど、
もうこの活動を続けるのは無理なのではないか?と思った時期もありました。


それでも、子猫の声が聞こえれば飛んでいって、保護しないわけにはいきません。
人間の勝手でペットにされて、人間の勝手で、捨てられる。捨て猫、野良猫が増える原因が人間の身勝手さなのであれば、
その責任をとらなければいけないのは、また私たち人間なのです。





「ひとりの力では限界がある」と思った私は、近所で私の活動を応援してくださっていた方たちに声をかけて、
平成12年3月、「のらねこ墨田」を発足させました。
それからは多くの人の助けを得て、野良猫の不妊・去勢、病気の猫の治療、そして里親探しなどの活動をしてきました。
この活動を通して多くの素晴らしい友人たちと出会い、また理解ある里親さんたちと出会い、
60を越えた人間としては、本当に貴重な毎日を過ごさせてもらっています。


現在は、近所の猫たちの餌やりを続けながら、病気の猫たちの保護、不妊・去勢手術のための捕獲の手伝い、
主にインターネットを通しての里親募集、里親が決まった猫たちのお届け、
病気・飼養の仕方などの相談を受けるなどの活動で、毎日文字通り飛び回っています。


最近では区役所の方々も協力的になり、地道な活動こそが人の心を動かすのだと実感しています。
この活動を続けながら、子供の頃私を癒してくれた猫たちに、少しでも恩返しができたら…と願っています。








                                        のらねこ墨田代表 秋元 陽子







【活動の内容】


活動内容は、大きく分けると2つです。



 1.野良猫に不妊手術を目的に捕獲から術後のリリース


区の生活衛生課から、野良猫の苦情があった地域の不妊・去勢手術の相談を受け、
不幸な猫を増やさないよう地域住民と話し合います。不妊・去勢手術後は、元居た場所へ戻すことが基本です。
(勿論「自分で飼う」「里親を探す」場合のご相談もお受けします)


野良猫の不妊・去勢手術に関わる一般の方の相談もお受けしています。
できるだけご相談者が主体的に動いていただける様に、捕獲、獣医への搬送、術後のリリース等の
一連の流れのなかから、ご相談者のできないことをサポートするように心掛けています。


 2.区および都から依頼される野良猫の保護と里親探しです


区および都からの相談を受け、子猫や自宅で飼えなくなった猫の保護と里親探しをしています。
シェルターで一旦保護し、獣医で検査と栄養状態を確認し、里親募集をします。
一般の方から猫をお預かりすることは、極力お断りしています。
シェルターの状況、マンパワー、資金を考えますと、残念ですが現状では制限せざる負えません。
ただし、拾った子猫の育て方や里親探しのご相談には積極的にお答えいたしますので、遠慮なくご連絡ください。




 
 
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